SNSや雑誌でひそかに話題を集めている秘境駅。「行ってみたい」と思っても、アクセスが悪かったり、駅以外の観光スポットがなかったりと、腰が重いものです。しかし、品川駅から京浜東北線で約35分の場所に、”千と千尋の神隠し“のごとくホームから海を一望できる駅があります。その名も”海芝浦駅”。実際に訪れた筆者が魅力や注意事項についてご紹介します。
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降りた途端、ホームから海を一望できる。
絶景に目がない筆者は、『海芝浦駅』をインスタで見た次の日に足を運ぶことにしました。
鶴見線を利用して鶴見駅から海芝浦駅へ向かう途中、工場エリアから景色が徐々に開け、海が見えてきます。一面に海が見えてきたら海芝浦駅に到着です。
品川駅から鶴見駅へ向かい、乗り換えると鶴見駅からは約11分ほどでした。
ホーム側は工場が立ち並び、反対側は海が広がる不思議な光景です。
景色は秘境駅そのものなのに、目の前には首都高。
写真に写る目の前の橋は、都高速湾岸線の扇島と大黒埠頭を結んでいる鶴見つばさ橋。
にわかには信じがたい景色にただただ圧倒されます。
アクセスについて
住所:〒230-0045 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目
※後ほど詳しく記載しますが、海芝浦駅の周辺は某企業の敷地内であるため、電車以外で到着する術はありません。
東芝の工場用の駅なので改札を出られるのは東芝の方だけ。
一般人は出場登録だけをして、駅内の散策と駅の公園の散策だけ可能。
自販機とトイレはあるが他には何もありません。
Tripadvisor
改札から出られず、駅舎横の箱庭の散策しかできません。こんな体験はここだけです。景色はもちろん、ここからじゃないと見られない景色。でもそれ以上を期待してはいけません。電車が好きな方、海浜の工業地帯に馴染みのないかたには面白いと思います。
Tripadvisor
写真映えする撮影スポットについて
都会の秘境駅、貴重な景色を写真に収めましょう。当該駅、電車からの景色が『千と千尋の神隠し』に登場する海原電鉄にそっくりとSNSで話題なんです。素敵な写真を撮影するために、筆者おすすめの撮影スポットについてご紹介しますので、参考にしてみてください。
撮影スポット①車窓から海を一望する景色を撮影
車内からは、某テレビ番組の『世界の車窓から』で紹介されそうな景色が広がります。。。(海芝浦駅で停車しているタイミングでの撮影がおすすめです。)
アニメでしか見れなそうな景色が目の前に広がります。
撮影スポット②王道の夜景シーンを撮影
夜になり周りが暗くなると、ホーム目の前の工場夜景と電車内のライトが絶妙なコントラストを生み出します。
個人的には、日の入り時間を事前に確認してから訪れることをおすすめします!
改札から出られない?撮影(立入)禁止エリアには要注意
実は、この駅の目の前には東芝の子会社があり、駅の外(隣の公園を除く)は全て東芝社の敷地なんです。そのため、関係者以外は立ち入り禁止。一般の方は駅の外に出られません。詳細についてご説明します。
補足① 東芝の事業子会社である『東芝エネルギーシステムズ社』の敷地のなっている。
同社の敷地内にあり、駅の出口はそのまま工場の門になっています。駅舎も東芝エネルギーシステムズの建物の一部なんです。
一般の方は、駅の外に出られないため、suicaや普通乗車券で海芝浦駅で折り返し乗車する場合は、往復で運賃が必要となります。
簡易Suica改札機で改札を行うか、切符回収箱に行きの切符を投入し、帰りは乗車駅証明書発行機で乗車証明書を受け取り、下車有人駅で精算を受ける必要があります。
補足② 公園、トイレは利用可能
改札を超えた場所に、『海芝公園』があります。こちらは立入可能エリアとなっています。ベンチや自販機が設置されているので、ゆっくりと休憩することができます。
また、男女別の水洗トイレが設置されていますが、こちらも利用可能となっています。
補足③ 終電を逃すと帰れない?時刻表は要チェック
前述の通り、駅の周りが東芝社の敷地となっているため、終電を逃した場合にはタクシーで帰るということができません!
事前に時刻表をしっかり確認してからおでかけをしましょう。
海芝浦駅→鶴見駅からの終電は、22:20となっています。非常に早い時間になります。
電車の本数自体も、数十分に1本程度と少なめなので併せて確認しておきましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。都内から気軽に行ける海芝浦駅は、ホームから広がる海一面の景色と、夜景と街灯が作り出すコントラストの非日常的な景色を楽しむことができます。
最後まで読んで頂きありがとうございました!