ジブリの最高傑作の1つである『耳をすませば』。実は、舞台のモデルとなっている場所が東京・多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅のなんです!杉村君が雫に思いを伝えた「金比羅神社」、地球屋のロータリーや約束の場所などの名シーンの聖地を巡ることができます。実際に聖地巡礼をした筆者が、作中シーンとの比較や散策ルートについて解説します。(ネタバレ含みます)
Contents
映画「耳をすませば」について
スタジオジブリ作の中でも”青春”アニメとして高い評価をされている『耳をすませば』。
杉村君と雫のやりとりに、誰もが一度はドキドキしながら見たことがあるかと思います。私自身、25歳となった今でも、どこか新鮮な気持ちで見ることができます。
杉村君の雫への告白のシーン、伝えた言葉が「付き合おう」ではなく「結婚しよう」と聞いたときはなんとも照れ臭い気持ちになったものです。
ストーリーを忘れてしまった方に、簡単にですが、あらすじをまとめてみましたので振り返って見てくださいね。
雫は、本が大好きな中学三年生。
金曜ロードSHOW! 耳をすませば
理解のある両親と仲の良い友達に恵まれた、恋に恋する「フツウ」の女の子だ。ある日、雫はヴァイオリン職人を目指す同級生・聖司と出会い、電撃的に恋に落ちる。しかし、聖司は中学卒業と同時にイタリアに留学しようとしていた。彼への思いを深めるにつれ、改めて自分の将来について真剣に考え始める雫。そして夢を現実にするために、彼女も小さな一歩を踏み出すのだ。
スタジオジブリ作にしては珍しい、恋愛をメインテーマとしている作品であり、ストーリー展開も「わかっているけど見てしまう」初心を思い出したくなった時に見たくなる、そんな作品です。
そして本作で登場するシーンは、東京の聖蹟桜ヶ丘駅近郊が舞台となっており、『耳をすませば』の世界に入り込むことができるんです!
『耳をすませば』聖地巡りは駅構内から始まる。
京王線・聖蹟桜ヶ丘駅は新宿駅から特急で約35分の場所にあります。
作中では、雫がシーン冒頭で降り立つ駅は京王線・杉の宮駅として描かれています。もちろん実際には存在しない駅であり、京王線・聖蹟桜ヶ丘駅がモデルとなっています。
聖地となっていることにちなんで、聖蹟桜ヶ丘駅の駅メロは『耳をすませば』のテーマソングでもある「カントリーロード」なんです!
そして、雫が杉の宮駅に降り立つこのシーンから全てのストーリーが始まっていきます。
聖蹟桜ヶ丘駅には散策マップと青春ポストが!
早速駅を降りると、駅前ロータリーには「聖蹟桜ヶ丘駅散策マップ」があります。なんと、わかりやすい地図と一緒に作中シーンの聖地までわかりやすく解説してくれています、、、!
これはマストアイテムなので必ずゲットしましょう。
(ちなみにマップの横には青春ポストがあります)
実際に筆者が訪れた際も、「聖蹟桜ヶ丘駅散策マップ」を利用しました。地図に書いてある通り、聖蹟桜ヶ丘駅・西口から聖地巡りが始まります。
下記にて、聖地巡りの効率的な順序を記載しますのでご参考になれば幸いです!
聖地その1:いろは坂(耳すまカーブ)
まず最初の聖地は、ファンの間でも「耳すまカーブ」として有名な場所です。
耳をすませばの作中では、「雫が階段を駆け下りるシーン」で使われています。
作中では、いろは坂を下りると図書館にたどり着きます。が、実際には図書館はなく公園があります。このように、現実と仮想世界が混ざり合っている場所もあり、想像を掻き立てます。
聖地その2:雫が駆け下りる「長い階段」
作中では、いろは坂を登るこの長い階段が登場しますが、なんと現実にもあるんです!
雫は軽々と駆け下りていましたが、あれ、、、?
7月下旬に訪れたこともあり、早々にダウンしました。
坂+階段は想像以上に体力を奪われるので、水分補給はきっちりを準備しておきましょう。。。
聖地その3:杉村くんが雫に愛の告白をした金比羅神社
いろは坂→長い階段を登り切ると、、、
杉村くんが雫に告白した舞台になっている金比羅神社に到着します!
『耳をすませば』での最強の胸キュンシーンが誕生した、金比羅神社です。
作中のシーンと比較するために作画を模倣した構図にて撮影をしました。
シンクロ率100%と言って差し支えないでしょう。木の位置や境内の細部に至るまで、まさに『耳をすませば』の世界をそのままにい表しています。
金比羅神社にたどり着くためには、いろは坂と長い階段を乗り越える必要があるので、歩きやすい靴と格好で行くことを強くおすすめします!
聖地その4:地球屋のあるロータリー周辺
金比羅神社からさらに5分ほど歩くと、
雫が地球屋に出会ったロータリーに到着します。
※天沢聖司のおじいさんがいた地球屋は実際には存在しないです。
上の写真の右側に写っているお店がノア洋菓子店です。
そして、ロータリーの奥には耳すまファンの憩いの場「ノア洋菓子店」がある。
なんとこのお店には「耳すまノート」と言われるノートが存在しており、訪れたファンがその思い出を記しています。
ちなみに、聖蹟桜ヶ丘駅からいろは坂→階段→金比羅神社→ロータリー(地球屋)までは距離にして約3kmほど。写真を撮りながら歩くと所要時間は1時間半くらいが目安です。
徒歩で歩くのが辛いという方にはレンタカーの利用もおすすめです。
聖地その他1:聖蹟桜ヶ丘駅の街並みについて
また、作中で描かれているさりげないシーンにも、聖蹟桜ヶ丘駅の街並みがモデルとなっています。
上の写真は、金比羅神社からロータリーまでの道のりで偶然見つけた階段です。
さりげない街並みの景色も、『耳をすませば』の世界に反映されていて非常にエモーショナルな気分になります。。
効率的に聖地巡礼できるルートについて
始点:聖蹟桜ヶ丘駅〜終点:ロータリー(地球屋)までは、一本道で聖地巡礼をすることができるので、順路等を検討する必要は特段ないと言えます。
しかし、坂や階段が多い点と片道3km前後の道のりということを考慮すると、バスを利用するのが得策です。
京王バスが通っており、本数も15分に1本程度と便がいいのでぜひ利用してみてはいかがでしょうか。快適に聖地巡りを楽しむことができます。
詳細はこちら:KEIO バスナビ
聖蹟桜ヶ丘駅で聖地巡りをしよう!
いかがでしょうか。聖地巡りをすることで、映画で見た『耳をすませば』の世界に入り込める感覚と、童心に帰れるような不思議な気持ちになります。都内からのアクセスも良いのでぜひ足を運んでみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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