社会人2年目の冬季休暇。9連休となったので予定が空いた年末に秋田県へ一人旅をしてみることにした。当該1人旅、グルメに観光地巡りに、我ながら充実した時間を過ごせたので簡単にまとめてみる。秋田のゆったりとした雰囲気が一人旅に適しているなと強く感じた。実際の行程とともに秋田一人旅の魅力について記していく。
Contents
「元祖 神谷焼そば屋」で横手焼きそばを食す。
2020年12月29日午前10時:仙台駅から車で秋田方面へ向かう。
昼過ぎに秋田県へ入ったため、横手市内で昼食をとることにする。
自分の中で、秋田の名物料理を言えば『横手やきそば』一択であったため、「横手焼きそば」で検索をし、一番上に出てきたお店に行くことにする。
「元祖神谷焼きそば屋」というお店が高評価かつ、某食レポサイトでも3.5を超える人気店ということがわかったので、早速向かう。
住宅地の中に馴染んだ店構えに初見では素通りしてしまったが、なんとか到着。
駐車場に停まっている車は他県ナンバーが半分ほど。名店の香りがする。
メニューは非常にシンプル。なんと、焼きそばのみ。強気。
焼きそば本来の味を楽しみたかったので、シンプルな「肉玉子・並」を注文してみることにした。
5分ほど待つとすぐに焼きそばが運ばれてきた。
やや太めな麺、うっすらと甘い香り、黄身が浮き出た新鮮な玉子。どれをとっても食欲をそそる。
食べてみると、噛み応えのある麺とウスターソースの風味が絶妙に口の中で混ざり合う。
玉子の黄身と紅生姜がいいアクセントとなり、味の変化を堪能できる。
並盛りでもい比較的量が多いなと印象を受けたが、すぐに完食してしまった。
これは、個人的にこれまで食べた焼きそばの中でベスト3には入った。。。
なんとも中毒性のある一品であった。
アクセス
住所:〒013-0051 秋田県横手市大屋新町中野117−67
(1)JR柳田駅から徒歩20分(1.5km)
(2)JR横手駅からタクシーで5分(3km)
秋田道・湯沢横手道路
「横手I.C.」から車で5分(2km)
営業時間
11:00~18:00
定休日:月曜日
横手市ふれあいセンターかまくら館へ
2020年12月29日14時過ぎ:「ふれあいセンターかまくら館」へ向かう。
到着してみると、観光スポットにも関わらず、駐車場がガラガラである。
年末年始であったが、「ノープラン旅」のため、営業日は確認していない。
嫌な予感を感じつつも入り口へ向かってみる。
さすがは豪雪地帯。入り口まで向かう道は1m前後の積雪が行く手を阻む。
『本日は休館日です』
嫌な予感は的中するものだなと。残念すぎる。
ノープランが仇となってしまった。。。
本来であれば、常にマイナス10℃ほどに保たれたかまくら室で、横手の雪を使って作った本物の「かまくら」を年間を通して体験できる施設となっている。
また、ファンタジックギャラリーでは、冬の伝統行事「かまくら」をパネル展示していたり、映像を通して横手の四季を感じることができる。
とのこと。
売店では、秋田県内の名物(横手の花見団子、いぶりがっこや地酒)を購入できるなど、
よくよく調べてみると、秋田観光するなら外せない場所であっただけに無念。。。
(訪れた人がいたら感想を教えてもらいたいです、、、)
アクセス
住所:〒013-0023 秋田県横手市中央町8-12
(1)横手駅から徒歩で10分
(2)横手ICから車で10分
営業時間
開館:9:00~17:00
休業日:年末年始※要確認
寒風山パノラマラインをドライブする。
2020年12月29日16時前:寒風山へ向かう。
気を取り直して、世界三景にも選出されている「寒風山」へ。
実は2019年の夏に一度来たことがあるのだが、その時の眺望が忘れらず、密かに再訪したいと思っていた場所であった。
※写真は2019年夏に訪れた時のもの。夏、快晴。
当日の天気はやや曇りの天気であったため、頂上からの景色はあまり期待しないでいたが、実際に頂上に到着してみると、いろんな意味で想像を超えてきた。
なんと、完全のホワイトアウト。
また、観光客は自分以外誰もいない。そういえば行きの道も誰ともすれ違わなかった。
そして冷たすぎる強風。
心霊スポットとの噂も耳にしており、命の恐怖を感じて即下山した。
寒風山の標高はおよそ350mであるが、これほどまでに天気が違うとは想像もしていなかった。
ちなみに夏に来た際の景色は、こんな感じ。さすがに表情が違いすぎる。
天気に恵まれれば、東に八郎潟干拓地、南に日本海と鳥海山、西から北にかけては入道崎に至る北磯海岸線を臨むことができる。
またしても、ノープランが裏目に出てしまった。。。
※スリルを味わうという意味ではかなり新鮮であった。
ちなみに夏の快晴の日に訪れた記事については以下にまとめているので、参考になれば幸いだ。
秋田一の繁華街・川反通りで一人飲み歩く。
無類のお酒好きである私(筆者)は秋田市内でホテルをとり、秋田一の繁華街・川反通りで一人飲みを敢行。
完全にお店の雰囲気(一人でも入りやすい)で選んだが、お酒はともかく、料理が美味しく楽しむことができた。
1軒目・北洲
THE・居酒屋さんとも言える店構えに引き込まれ、1軒目に即決。
お刺身と日本酒がメインなお店であったが、1杯目は迷わずビールにした。
お通しは、お浸しと手羽。ほろほろで味が染み込んだお肉が絶品であった。
このお通しだけでビール一杯を飲み干してしまった。
秋田の魚といえば、「ハタハタ」
早速注文してみる。
大量の卵を身ごもったハタハタが運ばれて来た。その見た目に戸惑いつつも口に運ぶ。
プチプチな食感がなんともクセになる珍味?であった。1匹だけで日本酒が空いてしまう。。
他にもカンパチの刺身やブリ大根を食す。1軒目は1杯目のビールを除き、全て日本酒で頂く。
月並みな感想であるが、どれも家庭的な優しい味。というのが一番合っているなと感じた。
・アクセス
秋田駅から徒歩15分
・営業時間
17:30~23:00(L.O.22:30)
定休日:日曜
2軒目・都野鳥
1軒目でいい感じにほろ酔いになったので、2軒目へハシゴ酒をすることにした。
串焼きや多種多様なお酒がリーズナブルで楽しめそうという理由で即決した。
半分近くがカウンター席で、おひとり様でも非常に入りやすいお店であり、地元の人が多く来店していたようでアットホームなお店であった。
腹八分くらいまで食べていたので、軽めな串焼きを3〜4本ほど注文。どれも身が大きい。
また、特筆すべきは、ここで飲んだ栗焼酎。鼻を抜ける栗の風味にハマってしまった。
5杯ほど飲んだ翌日に、自分用のお土産にボトルを買ってしまうほどには。。
以上、2軒をはしごして川反通りを終えた。
全く下調べをせずにお店を選んだのだが、2軒とも日本酒や焼酎、魚料理など変わったメニューがたくさんあり、非常に魅力的な場所であった。
またふらっと訪れたい。
・アクセス
秋田駅から徒歩15分
・営業時間
17:00~翌1:00
定休日:月曜日
マルタマ食堂で締めラーを食す
2日目、2020年12月30日お昼:横手市内へ移動、マルタマの中華そばを食す。
前日、飲んだせいもあってか無性にラーメンを食べたい欲求に駆られる。。
例によって、「横手 ラーメン」で検索をし、一番上に出てきたお店に行くことにする。
高評価かつシンプルな見た目に一目惚れし、早速足を運ぶ。
中華そばが一番人気とのことだが、自分がその時一番食べたいものを食べるのが一人旅最大の魅力と考え、邪道であるが、チャーシュー麺を注文した。
スープはあっさりしていて、チャーシューは余分な油がなくやや淡白、非常にシンプルな味付けである。
適当に胡椒を追加し、味変を楽しみながら頂く。
麺も細麺であり、一瞬で完食。
昨日の横手やそばといい、秋田のグルメは本当に至高であると強く感じた。
アクセス
(1)JR奥羽本線「十文字」駅から徒歩10分程度
営業時間
11:00~19:00
定休日:火曜(※祝日の場合は営業)
最後に
この一人旅をするにあたり、直近で読んだ小説『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』に影響されたことが大きい。自分で好きな時に食べたいもの好きなだけを食べる。話し相手がおらず、少し寂しさを感じることもあったが、非常に充実した時間を過ごせたと心の底から感じることができた。
また、自由気ままに一人旅へ出かけてみたい。(いつかこんなエッセイ本を出してみたい。)
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