夢の吊橋は、静岡県榛原郡川根本町の大間ダム湖に架けられた人道橋。エメラルド色に輝くダム湖に架かる全長約90mの木製の吊り橋の景観が絶景と人気のスポットなんです。また、最強の恋愛のパワースポットとしても知られています。実際に夢の吊橋へ訪れた筆者が、アクセスや撮影スポット、日帰りの1日の行動ルート情報まで紹介します。
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静岡県の川根元町にある『夢の吊り橋』とは?
『夢の吊橋』は、静岡県榛原郡川根本町の寸又峡にある長さ90m、高さ約8mの木製の吊橋です。
険しい山々に囲まれた寸又峡を人々が行き来するために造られ、かつてはこの地で暮らす村人や「きこり」の生活道として使われていたそうです。
時代とともに吊橋の先の人家は絶えていき、今となっては美しい自然に触れられる景勝地として多くの人を惹きつけています。
なお、名前の由来は、エメラルドグリーンと森の中に浮かぶ橋の姿が幻想的な空間をつくりあげていて、「時にその光景が夢に浮かんで見える」ということで『夢の吊橋』と名付けられたとも言われています(諸説あります)。
また、気になっている方向けに補足すると、
大間ダム湖の水の色が青い理由は、「チンダル現象」という物理化学的現象に起因しています。
光の特性によって起こる物理化学的現象の1つなのですが、わずかな微粒子が溶け込んだ非常にきれいな水の場合には、微粒子の影響で波長の短い青い光だけが反射され、波長の長い赤い光が吸収されるという現象が起こります。
(ややこしいので割愛すると、、、)水が綺麗なために青い光だけが反射され、エメラルドグリーンに見えるのです。
夢の吊橋という名前にふさわしいほどの幻想的な世界観を演出する「夢の吊橋」の詳細について、下記の通り記載していきます!
アクセスについて
・住所:〒428-0402 静岡県榛原郡川根本町
・行き方:東名高速道路 清水ICから車で約90分(東京都内からは車で3時間半〜4時間ほど)
・駐車場:あり(500円)
営業時間(通行可能な時間)について
明確に決められているわけではありませんが、目安は夜明けから夕暮れまでです。
自然景観を守るために外灯の設置が無いので、明るい時間帯に行くのが得策です。
※最寄り駐車場から夢の吊橋を往復すると90分ほどかかるので要注意です。
観光におすすめな季節について
最も人気のある季節は、2つあります。
・10月下旬から12月初旬頃の紅葉シーズン
・5月の新緑シーズン
筆者は6月上旬に夢の吊橋を訪れたのですが、森と水面の緑色が眩しすぎるくらいに綺麗でした。
また、人気シーズンに訪れると吊り橋を渡るまでに1時間待ちということもある(筆者もそうでした。。)ので覚悟をしてから訪れてください。。。
都内から日帰りで「夢の吊り橋」を散策してきました!
実際に夢の吊橋を訪れた筆者が、観光ルートを写真とともにご案内します!
ぜひ、お出かけ前の参考にしてみてください。
夢の吊橋入場ゲートからハイキングスタート!
夢の吊橋観光は、最寄りの駐車場〜夢の吊橋〜再び駐車場へ帰ってくるというコースしかありません。
また、当該コースの所要時間は約90分ほどとなっています。
コース中には、長さ約200mの「天子トンネル」や夢の吊橋を一望できる「飛龍橋」などがあり、様々なシーンを堪能することができます。
ハイキングコースは急坂や90分以上の比較的険しいコースのため杖の貸し出しがあります。
あると非常に便利なので、個人的には利用されることをおすすめします。
夢の吊橋散策はここからスタートします!
トンネルと下り坂を降り、夢の吊橋へ!
トンネルと急坂を下ると、大間ダム湖のエメラルドグリーンが徐々に見えてきます。
この日は天候も晴れで、見ての通り、新緑の緑色よりさらに濃い緑色なんです!まるでCGだと思ってしまうほど。
夢の吊橋は、この幻想的な世界観に架かる文字通りの「夢の吊橋」だということに胸が高鳴ります、、、、!
※写真はこの時点で疲れが見え始める筆者です。
絶景に囲まれながら夢の吊橋を渡る。
6月とやや人気シーズンに訪れたこともあり、30分ほど待ちようやく夢の吊橋を渡ります。
橋は木とワイヤーで造られており、一度の渡れる人数は10人と制限されています。
橋の幅は2mで中央の板は幅20cmほど+踏み板間は15cmほど空いており、写真で見るよりかなりスリルがあります。
橋の両脇もきちんとした手すりなどがなく、更に、1人が大きく揺れると橋全体が揺れます。
まるでダム湖の上を空中散歩しているような感覚に陥ります。
携帯電話やカメラを誤って落下させてしまう人も多いようで、橋の下には数十台以上のカメラなどが眠ってました。。。(橋の高さは10以上あり、無論取りに行くことはできません。)
上記の写真もスマホを落とさないように命がけで撮影しました(スリルで手が震えます)。。。
揺れる橋の真ん中で恋の願い事をしてみる。。
夢の吊橋には、吊り橋の中央付近でお祈りをするとその恋が叶うという伝説があるそうです。
神様などにご利益によるものではなく、パワースポットとして恋に悩める方々がこぞって訪れる場所となっています。
「吊橋効果」という言葉もある通り、吊橋は恋愛に向いている場所と言われていますが、そういったことも関係しているのかも知れません。
ハイキングコースを歩き終えたら『手造りの店さとう』でランチタイム
90分のハイキングを終え、休憩がてら『手造りの店さとう』でランチをとります。
とろろを使ったメニューをして、お蕎麦や山菜、鹿刺定食などご当地グルメを堪能することができます!
料理はもちろん美味しかったのですが、古民家風の店構えとメニュー表が木版で造られていることに感動しました。
ハイキングコースの入り口すぐ近くにあるのでぜひ立ち寄ってみてください!
甘酒やアイスクリームも販売されているので気軽に立ち寄れますよ。
以下に詳細情報を記載しますのでご参考にして下さい!
■住所:静岡県榛原郡川根本町千頭372(寸又峡温泉)
■営業時間:6:00~18:00(冬期は7:00~18:00)
■駐車場:あり
■定休日:年中無休
■電話番号:0547-59-2387
■ホームページ:大井川で逢いましょう。
夢の吊り橋観光は日帰りでも可能です!
東京から夢の吊橋までのアクセスは3時間半ほど架かることに加えて、ハイキングコースは90分程度の時間がかかりますが、筆者は下記のスケジュールにて日帰りで十分に観光を堪能しました。
ぜひ参考にしてみて下さい!
【1日のスケジュール】
・8:00 東京都内(渋谷)出発
・12:00 夢の吊橋 最寄り駐車場到着
・12:00~14:00 夢の吊橋ハイキングコース散策
・14:00~15:00 手造りの店さとうにてランチ
・15:00~17:00 周辺散策(アイスクリーム食べたり写真撮影したり)
・17:00 夢の吊橋を出発
・21:00 東京都内到着
丸1日かかりますが、このスケジュールで十分に満喫できました。
ピーク時期によっては、夢の吊橋を渡るまでの待ち時間などがありますので、その点も考慮したスケジュールだっだのですが、だいぶゆとりがありました。
近くにある『奥大井湖上駅』や、静岡市内の『さわやか』も行きたい!という方には1泊2日コースをおすすめします!
まとめ
いかがでしたでしょうか。夢の吊橋は大間ダム湖と吊り橋の作り出す幻想的な世界観が本当に魅力的な場所です。日帰り観光も可能です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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