松島と言えば日本三景のひとつ。遊覧船、五大堂や福浦橋など、観光名所があちこちにあるので、時間が足りないなんてことも。実は松島観光を満喫するためには各スポットでの所要時間をしっかりと頭に入れた上で、予定を立てることが重要。今回は、必ず押さえておきたい厳選3選を、アクセスと所要時間なども含めて筆者が実際に訪れた際の写真をもとに紹介していく。
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日本三景・松島とは
日本三景とは、「京都府の天橋立」、「広島県の厳島神社」、そして「宮城県の松島」の名勝地のことを指す。日本三景のそれぞれが雪月花(せつげっか)を景色のイメージに当てはめることができる。松島は「月」、天橋立は「雪」、宮島は「花」だ。
松島には、大小合わせて260あまりの島々が集まっており、歴史あふれる景観が魅力だ。中でも、全長252mにも及ぶ「福浦橋」(上の写真)や、松島を一望できる「四大観」などの絶景スポットに加えて、松島に浮かぶ島をくぐり抜けながら松島湾を一周できる「遊覧船」もあり、観光スポットが目白押しになっている。
松島へのアクセス(最寄駅について)
電車で松島を訪れる際の最寄駅は「松島海岸駅」。駅から徒歩10分程度で、歓迎してくれている看板に到着することができる。
仙台駅からは電車で約40分ほど。
また、車で訪れる場合も、「松島海岸駅」の周辺には駐車場(有料)も多いので安心だ。歩行者が多いので運転時は要注意。
松島観光おすすめスポット3選を紹介
数ある松島の観光スポットの中でも、観光必須とも言える厳選スポットを紹介していく。ここだけ行けば「写真映え」「景観」「アクティビティ」の三拍子を抑えることができるので、ぜひチェックして頂きたい。
松島湾をぐるりと巡る「松島島巡り観光船」
まず、最初に訪れたい観光スポットが、「松島島巡り観光船」。
50分ほどで、松島湾を一周しながら島を巡るという非常に贅沢なツアーだ。船内はイスなどが用意されており、座ってゆっくりと、松島に浮かぶ島々を堪能することができる。
また、船内には松島を説明するアナウンスが流れており、島の特徴や成り立ちの背景を学びながら乗船することができる。
所要時間について
50分(仁王丸:松島湾一周コース)
アクセス
松島海岸駅から徒歩10分ほど
時刻表や料金について
大人1,500円 / 子供750円
団体(15名以上)の場合は1割引
2階のグリーン席は別途、大人600円 / 子供300円
午前9時から午後15時(時期によって16時)まで1時間に一本ずつ。
詳細は公式ホームページ:松島島巡り観光船
松島のシンボル「五大堂」
松島のシンボル・五大堂は、大同2年(807)坂上田村麻呂が東征のとき、毘沙門堂を建立し、天長5年(828)慈覚大師円仁が延福寺(現在の瑞巌寺)を開基の際、「大聖不動明王」を中心に、「東方降三世」、「西方大威徳」、 「南方軍荼利」、「北方金剛夜叉」の五大明王像を安置したことから、五大堂と呼ばれるようになりました。
日本三景松
海に浮かぶお寺と、赤い透かし橋は松島のシンボルそのもの。透かし橋は写真だと伝わりにくいが、隙間が大きくかなりスリリングだ。
参拝料は無料だが、夕方16時前後(時期による)に閉門してしまうので、早めに参拝に訪れるのが得策だ。
(筆者が8月に訪れた時は、15時50分で入場ができなくなっていた。)
所要時間について
15分ほど
アクセス
松島海岸駅から徒歩13分ほど
赤い橋が美しい「福浦橋」&「福浦島」
最後のおすすめは、252mにも及ぶ朱塗りの福浦橋と、福浦島だ。
福浦島には松をはじめとして、楓や竹など四季折々に200種類以上の植物があり、散策にもってこいのスポットだ。
少し歩くと、ビーチのような砂浜もある。
島のところどころには展望ベンチのようなものが点在してあり、松島の景色を堪能することができる。
所要時間について
1時間〜2時間ほど(島内を一周した場合)
アクセス
松島海岸駅から徒歩15分ほど
料金や営業時間について
料金:大人200円 / 子供100円
営業時間:8:30~17:00(3月~10月)/8:30~16:30(11月~2月)
最後に
日本三景・松島。景観はまさにその名に恥じることのない独特な雰囲気と魅力溢れる場所であり、心動かされるものがある。今回の記事を参考に松島観光を楽しんでいただければ幸いだ。