年末。Spotifyから「Spotifyまとめができました」という通知を見ると、もう1年が終わったんだなという気分になる。
その名前の通り、Spotifyが年間を通して、1年間で1番聞いたアーティストと曲をランキング形式でまとめてくれる機能だ。
音楽と思い出は結びつく。再生してみると、1年間の色んな思い出がプレイバックしてくる。
ー仕事で大変だった時は、この曲を聞いて奮い立たせていたな。
ー夏の旅行中にはこの曲をずっとリピートしていたな。
ー嬉しいことがあった時、鼻歌歌いながら散歩していたな。
ー合コンで気になった子に教えてもらったのはこの曲だっけ・・・?
1年間の記憶たちを数分で思い出す、毎年の恒例行事だ。
以前に、「10代で口ずさんだ歌を、人は一生、口ずさむ。」をテーマに文章を書いた。
20代になり、音楽の趣味は変わりつつ(RADWIMPSやAqua Timezがランキングに登場してくることはないが)あるが、曲と当時の思い出と結びつきは消えることなく、きっとこれからの人生においても大切なものとして残るんだろうなと思う。
でも、これって10代だけではなく、20代、いやこれから先の人生でも当てはまるのでは?と思う。
「20代で口ずさんだ歌を、人は一生、口ずさむ。」
10代の時に好きだったバンドが「Aqua Timez」から「フレンズ」に変わり、ソウルソングがミスチルから「Wurts」になったり、
思い出す記憶が、部活、勉強や恋愛のことから、仕事や人生の決断期のそれになったりと。。。
思い出の印象が強ければ強いほど、音楽との結びつきは強くなる。
だから、むしろ20代の思い出の方が濃いものとして自分の記憶として刻まれるのではないか?
・・・そんなこんなを思い始めて、2020年からのSpotifyのまとめをスクショに収めることにした。
20代、時間の流れが早すぎて、気がついたら1年が終わってしまうので、しっかりと振り返れるように。
直近3年間のランキングを振り返ってみて思うのは、この曲を聞くと当時の気持ちを鮮明に思い出すことができ、こうやって自分なりの歴史が蓄積されていくんだなと思う。20代が終わる頃、どんなプレイリストが出来上がっているか楽しみだ。
音楽の好みは変わっていくが、音楽と思い出の結びつきがなくなることは決してない。