大切な本は誰にも邪魔されず、静かな場所でゆっくり読みたい人は多いと思います。今回はそんな方のために、落ち着いた雰囲気の中で読書に没頭できる場所（喫茶店）について書いていきます。筆者がその場所で実際に読んだ本と共に紹介します。ぜひ、お気に入りの本を持って出かけてみてはどうでしょうか。
Contents
その①：アール座読書館（東京・高円寺駅）
カフェなのに”会話禁止”の読書喫茶室。コンセプトは「現実逃避や自分と向き合う時間を過ごすための空間」となっており、店内は静寂に包まれています。まるで図書館にいるような感覚になれる不思議な空間です。
店内座席は9種あり、それぞれコンセプトが異なっています。目の前に大きな水槽があったり、万華鏡スコープや小さな鉱石博物館をイメージした座席などお好みで選ぶことができ、世界観にのめり込むことができます。
2時間ワンドリンク制となりますが、空席があれば追加オーダーして場所を変えてもOKで、読書に耽ることができます。
実際に読んだ本
◆1Q84 – 村上春樹
ストーリーの鍵を握る舞台が高円寺、ということで、所縁の地で本作を読みました。６部作と非常に長いですが、村上春樹感（抽象的で空想的）があまり強くなく、ハルキストでない方にもおすすめな作品。気が付いたらストーリーを必死に追いかけてしまう感覚でした。静かな場所で読むのに最適な１冊です。
基本情報
・住所：〒166-0003 東京都杉並区高円寺南３丁目５７−６
・アクセス：JR「高円寺駅」から徒歩5分、東京メトロ丸の内線「新高円寺駅」から徒歩7分
・営業時間：12:00〜22:30（LO：22:00）
・定休日 ：月曜（祝日の場合は火曜）
・電話番号：03-3312-7941
・公式ホームページ：アール座読書館
その②：古城（東京・上野駅）
地下の階段を降りて、店内奥へ進むと、壁一面の壮大なステンドグラスとガラス灯が出迎えてくれます。喫茶店というより、美術館味が強く、見た目のインパクト大です。（ステンドグラスは世界遺産・エルミタージュ美術館の大使の階段をイメージしたものです）。昭和時代の雰囲気が最高です。
個人的には天井が高いのと、ステンドグラスの光が非常に落ち着く（地下にいる感じが全くしない）ので、読書の環境としては言うことなしだと感じていてお気に入りです。
席数が69席あるので、ゆっくり過ごすことができるのも高評価の理由の１つです。
実際に読んだ本
◆狭小邸宅
超ブラックの不動産会社の就職した主人公を描く作品です。筆者も営業職なので読んでいて胃が締め詰められるような感覚になりました。。。
なぜこの本をこの場所で読んだのか理由は定かではありませんが、胸が苦しくなる描写があるごとに、ステンドグラスを眺めながら読み進めていました。1人で仕事観や人生観に向き合うためには最良な１冊です。
基本情報
・住所：東京都台東区東上野3-39-10光和ビル B1F
・アクセス：JR「上野駅」から徒歩5分、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」から徒歩5分
・営業時間：9:00〜20:00
・定休日 ：日曜、祝日
・電話番号：03-3607-8321
・公式ホームページ：喫茶 古城
その③：キジトラ珈琲舎（宮城県・青葉通一番町駅）
３つ目は宮城県・仙台市の喫茶店です。THE・隠れ家的な雰囲気と、ジャズのBGMが最高に落ち着く喫茶店です。
店内にはレコードが大量に敷き詰められおり、レトロな雰囲気が堪らないです。
クリームソーダが絶品で（トマト風味）、古書などもたくさん置いてあるので、手ぶらで来店しても読書を楽しめます。
実際に読んだ本
◆アイネクライネナハトムジーク
舞台が仙台という理由で読んでいました。それぞれの登場人物のストーリーが交錯し、愛に悩み、めぐりあいを繰り返しながら人間模様を描いている作品です。仙台の地下駐輪場や、駅前の描写など、普段から見てみているありふれた風景が作品の中にあると、なんとなく感傷的な気分になります。
基本情報
・住所：〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町２丁目７−３ ベアービル５F
・アクセス：JR「仙台」から徒歩20分、東西線「青葉通一番町駅」から徒歩5分
・営業時間：13:00～深夜(22:00?)
・定休日 ：水曜
・電話番号：022-796-3933
・公式ホームページ：キジトラ珈琲館
最後に
いかがでしたでしょうか。いずれの喫茶店もそれぞれ違う雰囲気の中で読書に没頭できる最適なお店です。ぜひ、読んで見たい本を片手に出かけてみて下さい！
青学大19卒→IT企業勤務 社会人3年目 / 好きなことについて書いていきます。カメラ・お出かけ・ライフハックのことなど幅広く。月2~3本にて更新します。どうぞよろしくお願いします。
