好きな時間帯って人それぞれあると思う。例えば、平日の仕事がひと段落する金曜の夜だったり、ゆっくり時間を過ごせる土曜の朝だったりと。僕の場合は、それが”日曜の夜”になる。多数派の意見として、「次の日から仕事なのに嫌じゃないの?」と言われるが、それでもやはり好きな時間帯なのだ。たぶん、最も確実に、何に考えることなく一人の時間を過ごせるからだと思う(平日は朝から夜遅くまで仕事をし、土日はなんだかんだで予定があると、どうしても日曜の夜に予定を入れるのを避けるようになるらしい)。
社会人になってから、上記のような生活リズムが確立されると、無意識に”日曜の夜”を楽しみにしている自分がいることに気がついた。
平日の間に、時間がなくてできなかったことを一気に詰め込む。例えば、お酒の飲みながら手の込んだ料理をしたり、水泳をしに行ったり、好きな音楽を聴きながら長めの散歩をしたり、本を読んだりと。特に決まってこれをする、と決めているわけではなく、この時間帯だけは文字通り、何ら予定を立てずに気が向いたことをするという感覚だ。(この執筆も、例によって日曜夜の時間帯に近所の好きなカフェで書いているし、書き終わったら散歩をして家で料理をするつもりだ。)
最近では、カレーをスパイスから作ってみたり、市民プールで疲れ果てるまで泳ぐことにハマっているし、新しい趣味が見つかったり月曜からの仕事の活力になったりしている。(何なら、日曜の夜に仕事を開始させることがあるので、もしかしたら仕事が好きなのかもしれない)
念のため付け加えておくと、人と会いたくないというわけではない。
ただ、食事や飲みに行ってワイワイするというよりは、カフェや一緒に散歩したりしながらお喋りをすることの方が多いし、自分からは滅多に誘わない傾向がある。
どうしても頭を空っぽにして、何かに没頭したくなるのかもしれない。
だから、日曜の夜は余程のことがない限り、予定を入れないようにしているし、この時間が非常に大切な時間だと思っている。