不朽の名作「耳をすませば」。実は舞台のモデルとなっている場所が、東京は多摩市の聖蹟桜ヶ丘の街なのだ。誰もがドキドキしたであろう杉村が雫に告白した「金比羅神社」や地球屋のロータリーなど印象深いシーンの舞台を巡ることができる。地図と一緒に聖地の解説や効率的な散策ルートを解説する。
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映画「耳をすませば」について
ジブリの中でも随一の青春アニメ『耳をすませば』。
幼少期に誰もが一度はドキドキしながら見たことがあるだろう。
せいじの雫への告白のシーン「付き合おう」ではなく「結婚しよう」と聞いたときはなんとも恥ずかしい気持ちになったものだ。小学生で見るのはえぇ
あらすじとしてはこんな感じだ!(適当)
雫は、本が大好きな中学三年生。理解のある両親と仲の良い友達に恵まれた、恋に恋する「フツウ」の女の子だ。ある日、雫はヴァイオリン職人を目指す同級生・聖司と出会い、電撃的に恋に落ちる。しかし、聖司は中学卒業と同時にイタリアに留学しようとしていた。彼への思いを深めるにつれ、改めて自分の将来について真剣に考え始める雫。そして夢を現実にするために、彼女も小さな一歩を踏み出すのだ。
金曜ロードSHOW! 耳をすませば
さて、前にも書いた通り、
この『耳をすませば』のロケ地が新宿駅から京王線で30分の聖蹟桜ヶ丘駅近郊が舞台となっている。
都内からのアクセスも良く、『耳をすませば』の聖地であることから「耳すま」聖地巡礼者が年々増えている。
年月を超えても色褪せない不朽の名作ということを強く感じる。。。
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耳をすませば聖地巡りは駅構内から始まる。
京王線・聖蹟桜ヶ丘駅は新宿から特急で約35分の場所にある。
雫がシーン冒頭で降り立つ駅は京王線・杉の宮駅。
しかし、実際に京王線内に”杉の宮”という駅は存在しない、、。
ただ、駅の作りから聖蹟桜ヶ丘駅がモデルとなっているのは見ての通りだろう。
それが証拠に、聖蹟桜ヶ丘駅の駅メロは耳をすませばのテーマソングでもある「カントリーロード」。
「秒速5センチメートル」の小山駅のように山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」が流れているようなイメージだろう。
話が少しそれたが、雫のストーリーはここから始まるのだ。
聖蹟桜ヶ丘駅には散策マップと青春ポストが!

早速駅を降りると、駅前ロータリーにこんな地図がある。
これはマストアイテムなので必ずゲットしよう。便利すぎる。
(ちなみにマップの横には青春ポストがある)
耳をすませばの舞台とシーンの解説までついているので、効率的なルートで聖地巡礼をすることができる。
地図に書いてある通り、西口から聖地巡りが始まる。
①聖地の入り口・いろは坂(耳すまカーブ)へ

まず最初の聖地は、ファンの間でも「耳すまカーブ」として有名な場所だ。
耳をすませばの作中では、「雫が階段を駆け下りるシーン」で使われている。
作中では、この坂を下りると、図書館にたどり着く。だが、実際には図書館はなく、公園が存在している。
図書館見てみたかった、、、
②辛そうな「長い階段」も現実に、、!

いろは坂を登ると登場するのが、この長い階段。
作中では雫は駆け下りていたが、体力のない筆者は開始早々にダウン、、。
③雫が杉村に告白された、金比羅神社

いろは坂→階段を登り切ると、
杉村くんが雫に告白した舞台になっている金比羅神社に到着!

シンクロ率は90%ほどといったところか。まさに青春な一枚。
お気付きの方も多いかもしれないが、金比羅神社に着くまでの坂や階段は非常にハードだ。。。
歩きやすい靴や服装で訪れることを強くおすすめする。
あとはロータリー周辺に向かうだけ!
④地球屋のあるロータリー周辺に到着!

金比羅神社から5分ほど歩くと、
雫が地球屋に出会ったロータリーに到着。
しかし残念なことに、
天沢聖司のおじいさんがいた地球屋は実際には存在しない、、、。

そしてロータリーの奥には「耳すまノート」を置いているファンの憩いの場「ノア洋菓子店」がある。
写真の右側に写っているお店がノアだ!
ちなみに、聖蹟桜ヶ丘駅からロータリーまでは歩いておよそ40分ほど。
レンタカーなどで訪れるのも得策かもしれない。
また、ロータリーまで向かうさりげない街並みも作中とそっくりであったので紹介する。(下の写真)
聖蹟桜ヶ丘駅というだけあって、階段や坂が非常に多く、見晴らしが良い。

効率的に聖地巡礼できるルートについて
聖蹟桜ヶ丘駅から一本道で聖地巡りができるので、ルート的には特に考える必要はないだろう。
だが、坂や階段が非常にしんどいということを考慮すると、
片道(登り)だけバスを利用するのが得策と言えるだろう。
バスは京王バスが通っているので、アクセスは比較的良いのでぜひ利用してみてはいかがだろうか。
詳細はこちら:KEIO バスナビ
最後に
いかがだったろうか。個人的に、聖地巡りをすることで、幼少期に映画で見た『耳をすませば』の世界に入り込めた気持ちがしてなんともエモーショナルな気持ちになった。童心に帰れたというような。
ぜひ、足を運んでみてはいかがだろうか。